いちとはぎの新婚生活


by clemenskrauss
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<   2008年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧

金曜日、ちょっと具合が悪いなと思いながら帰宅し熱を測ってみると37.5℃。それから一晩ぐっすり眠ってだいぶ体調はよくなったのだけど、さっき就寝中に急に咽てしまい、変な時間に起きてしまったものだからなかなか寝られないので、先日読んだ本のメモをつけておこう。

f0022130_7564259.jpg著者はトロイアの発掘で知られるハンリッヒ・シュリーマン。その彼が大発見に先立つ6年前に世界旅行の途中幕末の日本に立ち寄り、アメリカに向かう船の中でフランス語で書いた旅行記。
個人的にはシュリーマンにはあまり良いイメージが無かったのですが、この旅行記に見せる彼の観察眼の鋭さ、好奇心の強さはまさに一流のもので感心させられます。彼が北京に入るため上海から天津行きの蒸気船に乗ったのが4月20日で、日本からサンフランシスコ行きの小さな帆船に乗船したのが7月4日。この短い期間で彼は実に精力的に様々なものを見聞き体験し、感じ考察したことを書き残してくれています。

この本を一読して誰もがまず感じるのが、清国について退廃し堕落した民族と酷評しているのと対照的に、日本について極めて清潔で、「文明という言葉が物質文明を指すなら、日本人は極めて文明化されて」おり、「工芸品において蒸気機関を使わずに達することのできる最高の完成度に達して」おり、「それに教育はヨーロッパの文明国家以上にも行き渡っている」と、ある意味で絶賛に近い評価を下していること。(当時の清国は大変不幸な時代であり、彼がその清国を見た直後に日本を訪れているということは差し引いて考える必要はあるかも知れないけれど)これは文章の端々に感じられることで、ありがちな先入観や偏見などほとんど感じさせない彼の異文化に対するスタンスは賞賛に値すると思うし、そこに描写されたかつての日本の風俗と相まって感動的ですらあります。

文中、面白いと思ったことをいくつか。
シュリーマンが出会ったおそらく最初の日本人である港で荷の積み下ろしをする男たちが、「彼らが身につけているものといったら一本の細い下帯だけで、そもそも服を着る気があるのかどうか、あやしまれるくらい」で、体中に彫り物をしていると書いています。こうした格好の男は何も港だけではなく、後に馬丁や担ぎ人夫たちも「幅の狭い下帯と、背中に赤や白の大きな象形文字の書かれた紺色のもの」で、「たいてい体中に入れ墨をしている」と述べていますが、当時のこうした肉体労働者たちは裸に彫り物がユニフォームのようなものなんですよね。彼はここで、ユリウス・カエサルがブルトン人について書いた言葉を引用しています。曰く「彼らは衣服こそまとっていなかったが、少なくとも見事に彩色している」。

彼は日本人の綺麗好きなところにも注目しており、「日本人が世界中でいちばん清潔な国民であることは異論の余地がない」とまで語っています。街のいたるところにある公衆浴場についても描写しており、浴場の道路に面した側が開放されていて中が丸見えだったようで、3,40人の裸の男女が混浴しているのを目の当たりにして「なんと清からな純朴さだろう」と感動しています。実際湯屋の混浴は、この頃には既に風紀を乱すとして何度も禁止されているなのですが、この禁制はあまり行き届かなかったようですね。浴室には柘榴口があったり明り取りの窓が小さかったりで、薄暗い上に湯気が充満していたと思っていたのですが、彼の見た湯屋はもっと開放的なものだったようです。語学に大変堪能だったシュリーマンらしく、「名詞に男性形、女性形、中性形の区別をもたない日本語が、あたかも日常生活において実践されているかのようである」と述べているのが面白いところです。
ただこれだけ綺麗好きな日本人が、他のどの国にも見られないほど皮膚病を病んでいる人が多いことにシュリーマンは首を傾げていて、その原因を「日本人が米と同様に主食にしている生魚にあると断言」しています。このあたりにちょっと刺身に対する偏見が見え隠れしますが、確かに吉田松陰が密航に失敗した理由が彼の酷い疥癬にあったという話もあるくらいなので、その原因はともかくやはり日本人の皮膚病の多さは際立っていたようですね。

また興味深いのが、日本には家具の類が一切無いと言い切っているところ。かわりに「長さ2メートル、幅1メートルの美しい竹製のござ」が、長椅子やソファ、テーブル、ベッド、マットレスの代わりに使われていると。まあ一切無いことは無いと思いますが、確かに大名屋敷でも西洋のように豪奢な調度品に囲まれるということはそうないでしょうね。屏風や衾や器に贅を尽くしたりすることはあるでしょうけど。まして江戸の長屋の住人に到ってはそれこそ「家具の類が一切無い」でしょう。そもそも畳に据え置きの家具は相性も悪いし、なにより野暮ったい。
清清とした畳に文机一つ、読み書きに疲れた目を四季の庭に癒すなんて暮らしに憧れたりしますが、残念ながら自分は便利な物に囲まれる生活に慣れすぎてしまったようです。

他にも浅草や王子に立ち寄ったときのことや、日本文明論と題した一章のことなど取り上げたいことはいくらでもあるのですが、この辺で。で、幕末の日本を旅した外国人の旅行記がなぜここまで面白く読めたのかと考えるに、今現在の自分の暮らしが当時の日本人のそれとはかけ離れ、限りなく西洋化されてしまったというところに一因があるのでしょう。つまり読み手である自分の視点が、被観察者の日本人ではなく観察者のシュリーマンと同化し、彼の驚きと発見を140年の時を経て追体験する楽しさなんでしょうね。
これは一読を是非お勧めしたいですね。きっと日本がより好きになると思いますよ。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-24 05:02 | 積読日誌

シューズ買った

先日カードを忘れて買えなかったシューズ。
店頭で色々と試着したので、その時に感じのよかったadidasのRaceをネットで購入しました。
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色もかなり好みの色です。早く走りたい!

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-24 00:18 | 自転車

春一番!

今日お昼頃、関東地方では春一番が吹いた由。
しかしその後午後3時ごろから風が北風に変わり、荒川が凄いことに。
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普段ならはっきり見えるはずのタワーマンションが全く見えません!
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対岸のグラウンドからもの凄い勢いで砂埃がたっています。
最初真黄色に滲む町並みを見たとき黄砂かと思ったのですが、その正体はこの砂だったのかもしれません。

撮影のためにちょっと階段の踊り場まで出てみたのですが、あまりの強風で息ができませんでした!これは今まで体験した台風以上です。
写真にはうまく写っていませんが、川面に見たことも無いような白波が立って、まるで時化の海のようでした。
イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-23 23:36 | 日記

いろいろお買い物

愛車のBianchi Vincitoreくん。実は今までビンディング・ペダルを使用していなかったのですが、やはり乗るからにはビンディングで走りたいと、先日某オークションでLOOK KEO Sprintを購入。
f0022130_15843.jpgゴルフ練習場から帰り昼食をとった後、品物が届きました!
実際に手にしてみると、想像通り良い色良いデザインです。


で、これにあわせて使うシューズを買いに行こうと池袋へ。
とりあえずサンシャイン近くのY'sで物色してみたのですが、ここで支払いに使おうと思っていたカードを忘れたことに気がつきがっくり。仕方ないので各メーカーのシューズを試着して形や大きさの傾向をみたあと、前々から欲しかった工具とレッグウォーマー(寒がり)をお買い上げ。

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うーん。シューズはまたの機会に。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-18 00:58 | 自転車
f0022130_0333659.jpg日曜日は、朝からハギパパと川口のゴルフ練習場へ。実は最近諸事情(?)によりゴルフを始めようかと画策中なワタクシ、昨年末に引き続いて2度目のゴルフ練習場であります。
現地でハギ兄と落ち合い3人で1時間打ち放題。前回はプロに教えてもらったのですが、今回は2人にいろいろと教わりました。

それにしてもテレビで見ると簡単そうなのに、きれいに飛ばすことの難しいこと!止まっているボールを叩くだけなのに本当に不思議なことです。想像上の自分はイチローのように(?)しなやかなフォームで球を叩いているのに、フォームを撮影してもらって見てみると実に不恰好なガタピシしたフォームで動いている自分がいる。一瞬自分の全存在を消してしまいたくなります。

これまた不思議なことに、球を打ってみて『教えられたことの何割かをきちんとできたな』と思う時は、決まって自分なりにきれいな弧を描いて打球が飛んでいくんですね。それで、ああ言われたことは間違っていないんだな、と。
また近いうちにおさらいをしておきたいと思います。


今回学んだことを忘れないように、ちょっとメモしておこう。
・左足は伸ばさないっ。
・左手は曲げないっ。クラブと一本の棒のように。
・振り切る!
・バックスイングはもっとゆっくりでいいっ。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-17 23:00 | 日記
土曜日、ハギのご両親と一緒にハギ兄夫婦の所へ遊びに行きました。
お目当ては三鷹駅から程近くにある、武蔵野手打ちうどん小町。ここは以前三鷹へ遊びに行ったときにも立ち寄り、暖かな肉汁で食べる手打ち麺の美味さにファンになったお店です。

自分は7玉(1玉1玉の大きさが小さいのです。念の為)食べたのですが、つるっと入ってしまう。少し太めのクリーム色の麺は程良くこしがあり、少し薄めの味付けの肉汁も好み。ただ、少し欲を言えば肉汁はもう少し多い方が冷めにくくてよいかも。(あ、写真撮っておけばよかった!)

夜は焼き鳥も出しているそうで、焼酎の品揃えもなかなか。こんな店が生活圏内にあったら通ってしまうなぁ。


食後はみんなで商店街をぶらぶらし、ハギ兄夫婦のお宅でwii fitを初体験したり、愉しい一日でした。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-16 23:30 | 日記
f0022130_1414100.jpg杉浦日向子の著作が続きます。
この本は彼女の明治初頭を舞台にした作品を集めた一冊。

珍しく外国人を主人公とした「東のエデン」もいいけれど、元は身分の違う若き学生達を描いた「閑中忙あり」の連作が良い。「百日紅」や「百物語」ほどの独創性は無いものの、登場人物たちの魅力で読ませます。

しかし、この人の作品いずれにも言えることなのだけど、この魅力的な登場人物たちをもっと見たいと願っても果たされない事の虚しさを感じてしまうんですよね。
いや、魅力的な登場人物と書いたけれど、これは正確じゃないかもしれない。登場人物たちの魅力をもっと引き出せるのびしろがあるのに、と思わせると言うか、まだまだこれから面白くなるところなのに・・・と思わせると言うか。

最後に描かれた後日譚ならぬ前日譚で、古い日本画に反発して師匠の元から去り車夫となった妹尾が、異人のやりかたに違和感を感じつつも西洋画に惹かれていく姿と、海の彼方を眺めて言う最後の台詞「ヨーソロ ニッポン」がなんとも言えずに良いです。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-14 23:52 | 積読日誌

ラ・フェット多摩

先週の土曜、八王子の南大沢にある、ラ・フェット多摩へ行って来ました!(いつまで経っても当日の日記にならない・・・)

実は1月5日にハギのご両親やハギ兄ご夫婦と一緒に行ったのですが、この時は時間が無くてあまりよく見られなかったので、二人だけで再度訪れることに。
電車を乗り換え乗り換え南大沢へ。折りしもセール中とのことで、モール内は相変わらずの凄い人ごみ。それでも先日ほどでは無いようで、割合のんびり見ることができました。

僕が購入したのは、mont-bellのサイクルインナーショーツとレーパン。レーパンは2月の商品入れ替えでカタログから消えるらしく、アウトレット価格で購入できたのでラッキー!
mont-bellでは以前もサイクルグローブを購入して愛用しているので、今回購入したレーパンとインナーショーツも使うのが楽しみです!
ハギは茶色いもふもふしたバッグをお買い上げ。もふもふ。

帰りはろくろなる焼肉屋さんで食べ&飲み放題。
肉全種類制覇を目指すイチを尻目に、ハギは一休みしていました(笑)

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-05 23:33 | 日記

東京打撃団&上々颱風

f0022130_0344437.jpg先週の日曜日に『東京打撃団』という和太鼓音楽集団のライブに行って来ました。
和太鼓といえば、お祭りでの姿しかなかなかなじみがありませんが、
いわゆる普通の大きさの太鼓に、巨大な太鼓、小さな太鼓、笛の演奏に
肩掛け太鼓(うまく説明できない)の演奏と、様々な音色を堪能してきました。
あの胸にドーン!と響く感じが好きです。

いや~それにしても、パワフルの一言に尽きます。
演奏者の方々の筋肉といったら!しばしばそちらに目がいきました。
やっぱり、あれほどのたくましさがなければ自由に操れないんだろうな~。
今度こっそり触ってみようと計画中。

後半に「上々颱風」というバンドのコラボがありました。
ハギは「愛よりも青い海」という曲が大好きでして、生で聞けて大感激です!
(のわりには、演奏するまでこのバンドとは気づかなかった点はおいといて)
あ~沖縄行きたい!!

太鼓も歌も楽しめて、とっても有意義なライブでした♪

ハギ


ハギは2度目とのことなのですが、自分は今までなかなか時間の都合がつかなかったこともあり、これが初めて。
生の太鼓の響きって良いですね。身体のアチコチが、バチさばきにビリビリ共鳴するのが解る。これは録音のような音の缶詰じゃ絶対に味わえない贅沢ですね。

太鼓という同じ音色の打楽器で「緊張」と「解決」を見事に使ったパフォーマンスを観て、思わず思い起こしたのがスティーヴ・ライヒの「クラッピング・ミュージック」。
ちなみにyoutubeの動画はこちら。演奏者が登場して、拍手。演奏も、拍手。演奏が終わって、拍手。という、こうしてみるとちょっとシュールな風景ですが(万一フライング拍手なんて起こったらすべてが崩壊しそうな・・・)共通点って少なくないと思うんですよ。どっちも好きです。

休憩を挟んで、後半は上々颱風をゲストに迎えてのコラボレイション。
上々颱風は高校の頃から興味を持っていて、CDこそ持っていませんがずっと好きだったので、思わぬところで生の彼らの演奏を聞くことができて本当に幸運でした!

名作「愛より青い海」などなど、本当に美しい声に魅了されました。それにしても、MCがあんなに面白いとは・・・(笑)
東京打撃団も上々颱風も、どちらともまたライヴに行きたいですねぇ。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-04 23:13 | 音楽
f0022130_119591.jpg杉浦日向子の著作。様々な雑誌に書いたものを集めたものなので、玉石混交といった感じではあります。
正直前半は石勝ちでこれはちょっと失敗かなとも思ったのだけど、四章の私の江戸散歩、伍章のお江戸珍奇、六章の江戸本を読むあたりはとても面白いです。

中でも江戸珍奇では怪異やら男色やら呪術やら、下世話な話のごった煮といったところですが、日向子さんの筆も急に鮮やかになるようで面白い。
それにしても、ここで触れられている源内先生の男色モノの本、題名だけでもものすごいですわ・・・

そうそう、余談ですが、まるで『百日紅』の描かれなかった最終回のような『<創作>北斎とお栄』も載っています。

イチ
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by clemenskrauss | 2008-02-02 23:19 | 積読日誌