いちとはぎの新婚生活


by clemenskrauss
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昼食後、再びバスに乗り込みコーヒー農園の販売店へ。

f0022130_23575749.jpg驚いたのが、先ほどまでいた海岸沿いのレストランからこのコーヒー農園の販売店(名前は失念・・・)まで、わずか30分ほど内陸に入っただけにもかかわらず、天候が全く違ったこと。海沿いの標高の低い地点では快晴なのに、フアラライ山麓のコーヒー農園ではさめざめと雨が降り続き肌寒さを感じるほど。フアラライ山は常に雲の中にあるわけですが、近くに聳え立つマウナ・ケアは日本のすばるをはじめ世界各国の天文台が集まるほど晴天率が高いことで知られており、このような気候を生み出すハワイの自然には興味を惹かれるところです。

フアラライにしてもマウナ・ケアにしても山と言うよりは巨大な丘といった風情で、今までこの目で見たことのあるすべての山と全く違った姿形を見せています。自分の観たハワイ島のコナ周辺の自然の造形は、海岸線こそ人工的にあつらえられたトロピカルな植物と白い砂浜が見られるもののその大部分は不毛な溶岩で敷き詰められており、その溶岩が極めてなだらかに、ゆったりと隆起して山を形作っています。住宅は主にこの山の中腹にぽつぽつと点在し、コーヒー農園もこのあたりに位置しています。
ハワイの火山の溶岩は、例えば雲仙普賢岳のそれとは対照的に非常に粘度が低いことで知られ、そのことがこの特徴的な地形を形作ったということは知識では知っていたものの、こうして大地に寝転ぶような両山を眺めていると、なるほどと納得がいきます。

コナはキリマンジャロ、ブルーマウンテンと並ぶ高級コーヒーの三大産地に数える人もいるほどで、フアラライ山麓の雨の多い天候を利用したコーヒーの栽培が大変盛んな地域なのだそうです。
バニラやマカデミアナッツのフレイバーのコーヒーもありますが、中でも珍重されているのがピーベリーと呼ばれる物。通常コーヒー豆は一つの実に二つの豆が入っていますが、時々突然変異で大きな豆が一つだけ入った物が収穫されるのだとか。この一粒種を集めたものがピーベリーと呼ばれ、通常のコーヒー豆の数倍の価格で取引されています。
ガイドさんに言わせると、「解る人には解る…と言われている」との事で、値段は味ではなくその希少性ゆえといったものなのかも知れません。

f0022130_23581044.jpgまた、なぜかこの販売所には立派なBONSAIが置かれており、店の奥では販売までされておりました。
木の種類は不明・・・ガジュマルのように気根を垂らす性質のようで、溶岩の台座に根を深く下ろした姿は実に立派。もちろん販売されていたものはこの写真のものよりもずっと小さなものですが、かなり重そうだったので購入は断念。(買う気だったのか!)

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-05-26 23:54 | ハワイ旅行2008/5/5~10
降り立ったコナ国際空港は、国際空港と言うものの国際便は成田との一日一便の往復便のみというほぼローカル空港。タラップから降り(アメリカ横断ウルトラクイズを思わせる)、そのまま徒歩でゲートへ。ターミナルビルなんてのももちろん無く、すべて平屋。それも壁も無いような建物が多く、手続きや荷物の受け取りなどもすべてこんな開放的な中で行われます。

同じハワイとはいえコナの空は先ほどまでいたホノルルと違い、ホノルルが良く晴れていたのに比べコナはなんとなく全体的に薄雲っており、そこに山から雲が流れてきている感じ。後から聞いた話では、我々がハワイ島に訪れる数日前に少し大きめの噴火があったそうで、薄雲って見えたのは噴煙の影響なのかもしれません。

f0022130_0595332.jpg空港からバスでしばらく走り街まで出たのですが、周囲の風景の凄いこと!見渡す限り黒くごつごつとした溶岩台地が広がり、それがそのまま盛り上がって雲の中に消えていく。
この山はフアラライ山、現地の言葉で「恥ずかしがり屋」と呼ばれ、その名の通り年間を通してその山頂をほとんど雲の中に隠してしまっているそうな。


f0022130_1471083.jpg我々はそのままバスを走らせて、Don the Beachcomber restaurantへ。これがまた大変風光明媚なところにあり、美しい海を180度の視野に臨みながら食事を頂きました。
日本のビールやバドワイザーのような定番ビールもあったけど、折角なのでコナ・ビッグウェイブという地元のビールを頂く。恐らく無濾過でやや濁りがあり、大変フルーティで飲みやすい。これは絶対に日本人の口に合うと思います!ハワイ滞在中バドワイザーや日本のビールも飲む機会がありましたが、コナ・ビッグウェイブが置いてあるお店では常にこれを注文していました。


ところで話は大きくずれますが、デジカメを入手して気軽に写真を撮れるようになってから、自分は旅行などで口にした料理をなるべく撮っておくようにしているんですね。料理に限らず、ホテルの部屋だったり、どこかからの眺めだったり、木だったり草だったり、目に見えたものや感じたものをパチリパチリと撮ったりします。(ただし、みんな揃ってハイポーズ!と言うのは大嫌い)それを後になって見直すことはそう多くはありませんが、見ると実に色々なことを思い出します。料理の味だったり、風の香りだったり、日差しだったり、波音だったり、目に見えたものを切り取っただけの一枚の写真をキーにして、五感に刻まれた記憶が芋蔓式に引き出されてくるんですね。

よく、「私は旅行にはカメラを持っていかない」と宣言される方がいらっしゃいますね。すべてを自分の目で見、思い出を記憶の中に残すと。これはとても素晴らしいことだと思うし、なんだかカッコイイような気もする。でも残念ながら自分にはそこまでの記憶力も無いし、帰国してから自分が経験したことを報告したい人もいます。そのためには写真ってとても便利なんですね。
気になるのが、カメラを持って撮影するのが好きな人を軽視するような向きが時々見受けられること。これは全く個人的な経験では「○○するのは日本人だけ」という日本人論でしきりに日本人を恥じる向きの方に多いような気がする。(偏見?)

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-05-25 23:59 | ハワイ旅行2008/5/5~10
5月5日から10日までの間、会社の旅行でハワイへ行って参りました。
実は先日アップ直前のエントリが手違いにより消えてしまい・・・しばらくの間気力が湧きませんでした・・・。帰国から随分日にちも経っていますが、自分のためのメモとしてちょっと書いておこうと思います。

もともとハギに行きたいとせがまれていたハワイ。その時自分はそれほど乗り気ではなかったのですが、行きたがっていたハギではなく自分だけがハワイに行くことになり、皮肉と言うかなんと言うか、なんだか申し訳ないような気分なのであります。

初日はハワイ島のコナへ。コナへは成田から直行便も出ているらしいのだけれども、今回はホノルル経由で。今まで海外旅行は冬のカナダやオーストリア・イタリアしか経験が無いのですが、南国への旅行は軽装でいけるのが楽ですねぇ。
6時間半ほどの空の旅を経て到着したホノルル国際空港。飛行機からボーディング・ブリッジに移ってすぐに感じたのが、思ったよりも涼しいこと。気温もさることながらおそらく湿度が低いのでしょう。バスに乗り換えターミナルに移動する間、時折入ってくる風の涼しいこと!

面倒な入国検査を済ませ、コナ行きのハワイアン航空に乗り換えハワイ島へ。
この時自分は3人掛けの通路寄りに座ったのですが、相席になったのが二人のチベット僧。恐らく高僧とそのお付きの方らしく、チラッと見えたチケットの名義に"Lama"の字が見えました。帰国してから知ったことですが、ハワイ島にはチベット仏教の寺院があるそうで、そこの関係者の方なのかもしれません。

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-05-24 23:38 | ハワイ旅行2008/5/5~10

出発

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これから10日までお出かけしてきます。
できればハギと行きたかったところではありますが…予習ということで許していただきましょう。
それでは!
(イチ)
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# by clemenskrauss | 2008-05-05 18:27 | 日記

三四郎(著:夏目漱石)

『積読日誌』を見ると解るとおり、僕はあまり小説を読みません。(例外は塩野七生で、彼女の作品は大体読んできているつもり)
これは別に小説が嫌いと言う訳ではなくて、今は他に読みたいものが多くてそこまで手が届かないと言うのが実情なんですね。小説ではできるだけ、その作品そのもにも興味があり、なおかつその作品の及ぼした文化的な影響や当時の風俗に興味があるものに目を向けるようにしています。

で、そんななか職場のパートさんにお借りしたのが夏目漱石の三四郎。よくよく考えれば、わざわざ借りずとも我が家にも父の蔵書と思しき物が一冊あったのですが、読んだことが無かったので失念しておりました。

夏目漱石も是非色々と読んでみたいと思っていたので、実際に手にしたらあっという間に読み終えてしまったのですが、これは学生時代に一度読んでおきたかったなぁ。きっと学生時代と今とでは随分感じ方が違ったと思うのです。
若者特有の繊細な心の動きと、これも若者特有の視野と世界の狭さ。これは三十路男よりも十代の同年代の方が遥かにリアルに自分の問題として感じ取れるだろうし、三四郎と一緒にほんの少し成長できるんじゃないだろうか。

病院で美禰子と再会した折の絵画的とも言える表現といい、時折見せる三次元的な描き方にもはっとさせられる。うーん、やはり漱石は一通り読まないといけませんね。
イチ
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# by clemenskrauss | 2008-05-01 00:19 | 積読日誌

王子 あがれや

先週の水曜日、かれこれ5年ほど前から気になっていた王子の「あがれや」へ行きました。

王子のおでん屋さんと言えば丸建水産(本店は赤羽)が有名(?)ですが、丸建水産の立ち呑みとは違い、急な階段を昇ると店の真ん中のおでんを四角く囲むカウンターにゆっくりと着席する落ち着いたスタイル。

日本酒が豊富で、アテも白魚の塩辛や豆腐の味噌漬けである豆酩など珍味も揃っています。おでんは京風(?)で上品、具材は野菜が多く素材の味を生かしたもの。
〆はおでんの汁を生かした出汁かけご飯とうどん。たくさん散らされたあられの香ばしさが嬉しい。
なんでも先日TVで安住アナと天海祐希に紹介されたばかりだそうで、我々もTVを観て来店したクチかと思われてしまいました。

盛り付けも上品だし、店内も薄暗い大人っぽい雰囲気なので、女性同士でもデートでもぴったりだと思われます。
ここはもっと早く来るべきだったなぁ。オススメ。

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-04-30 23:59 | 日記
本日は午後からハギパパと川口グリーンゴルフへ練習に。
前日呑み過ぎて深夜2時過ぎに帰宅したのですが、長家がそれほど残らず一安心。

久々にプロにレッスンをしていただく。今までいろんな人に教わったアドバイスやつきつつある癖を一度白紙に戻すくらいにフォームを直してみたら、良い感じで球を捕らえる確率が高まってきました。

以下に自分用のメモ。
・振り終わった後、左肘を曲げない。
・振り終わった後、左手と右手をクロスさせる。→手首の返し
・身体を早く開かない。
・スイングは極力ゆっくり!
・膝はほぼ曲げない。背を伸ばして骨盤を立てる。
・バックスイングのトップからまっすぐに振り下ろす。野球みたいに担がない。
・しばらく振ってみて悪い癖が出てきてしまったら、グリップをちょっと離して握って振ってみる。かなり効果的。

どこかで高名なプロが、振り抜く際に「手を飛ばすように」とか書いていたのを読んだ記憶があるのですが、ちょっとだけ実感できたような気がする。
この感触を忘れてしまう前に早く練習がしたいので、一人でも仕事帰りにちょっと練習場に寄ろうかなぁ・・・

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-04-26 23:59 | ゴルフ
f0022130_0524649.jpg古代ギリシアの悲劇作家ソポクレスの代表作。
言わずと知れた物語ですが、こうして改めて読んでみるとその強烈で無駄と迷いのない話の展開に釘付けになります。また、アリストテレスの「詩学」を元に分析するなど解説も充実しており、1粒で2度美味しくなっています。

以下、まとまりのない感想文。

解説では同じオイディプス王の悲劇を取り上げたソポクレスとアイスキュロス、エウリピデスとを比較しているのがなかなか興味深いところです。ソポクレスが散逸せずに残っているのに対し、アイスキュロスとエウリピデスはすでに失われてしまっているわけですが、アイスキュロスの場合同じ三部作として書かれた「テバイ攻めの7将」が残っており、ここからオイディプス王の描かれ方が類推できるようです。
それによると、アイスキュロスが神託を無視したオイディプスの父ライオスに対する、アポロンの呪いによる不幸の連鎖として描いているらしいのに対し、ソポクレスはオイディプス自身を初めとする人間が、良かれと思って行った一つ一つの行為の積み重ねの結果としての悲劇であると。当然簡単に優劣をつけることはできないけれども、人間のドラマとして描かれているからこそ作品に生命力や力強さが生まれているのかもしれない。

アリストテレスによると悲劇において最も重要な素因は出来事の構成にあるそうで、「逆転」「発見」「恐れ・あわれみ・いたましさ」を要素として挙げています。筋の「逆転」が先立つ出来事との因果関係があること。真実の「発見」が無理のない驚愕とともに出来事の結果としてもたらされるものであること。さらにこれら「逆転」と「発見」が同時に起こる場合が最も優れていると述べており、例としてソポクレスのオイディプス王を挙げています。なるほど、確かにオイディプス王においては恐るべき真実の「発見」により「逆転」が発生していますね。しかも、真実が善意からもたらされるというのも大変効果的です。

また、「恐れ・あわれみ」と呼び起こすための人物の設定として、特別に優れた人でも邪悪さのために不幸になるのでもなく、ただある過ちのために不幸に陥るような人であり、名声と幸運のうちにある人物であるべきだと述べており、やはり例としてオイディプスを挙げています。

更にアリストテレスは、恐ろしい行為が近親者同士の間で行われる場合の方が、敵同士や他人同士の間で行われるよりも「あわれみ」を呼びやすいと指摘したうえで、(a)この行為が近親関係を知りつつ意識的になされるか、(b)それと知らずになされるか、(c)果たされるか、(d)果たされないかといった条件の組み合わせごとに比較し、オイディプス王のような(b)+(c)のケースを高く評価しているとの事。
ただ興味深いのが、この意味でアリストテレスが一番高く評価しているのが(b)+(d)のケースで、エウリピデスの「タウリケのイピゲネイア」を例に挙げているのだとか。イピゲネイアといえばアガメムノンの娘でエレクトラ・オレステスの姉。これは一度読んでみたいなぁ。

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-04-25 00:47 | 積読日誌
f0022130_641316.jpg福沢諭吉66歳の時に出版された自伝。口述筆記による速記文に諭吉先生自身が全面加筆を施したもので、言文一致の文体がとても読みやすく、目の前で福沢翁が昔語りをしているような錯覚さえ覚えます。

内容はと言うとこれがめっぽう面白い。だいたい、慶應義塾の創始者であることや「天は人の上に人を作らず」なんて言葉は知っていても、実際にどんな事をした人かなんて詳しく知らなかったのですが、幼少期から大酒を呑んだり、仲間と悪さをしてまわった書生時代のエピソードから、2度の洋行や維新前後のあくまで中立的な立場を守った時の状況など、実に詳細かつ赤裸々に述べられています。またその文体が鷹揚でとてもユーモアに富んでいて、彼の人柄を偲ばせるものとなっています。

どうも一般に「天は人の上に人を作らず」という言葉が独り歩きしているような気がしますが、これは人類皆兄弟、キリスト教的な神の前に人は皆平等であるという意味では全くなくて、あくまで「機会の平等」なんですよね。人には生まれもっての優劣は無い、がしかしその後の生き方如何では優もあり劣もある。だからこその「学問のスヽメ」なわけで、これを頭に入れて読み進めると彼の考えや行動をより理解しやすいかと思います。

幕末から明治維新前後の状況についての、旧幕府側にも新政府側にも組せず一歩下がった立場からの冷静な証言として読んでもとても面白いです。オススメ。
それにしても、「お金にはこだわらない」と何度も口にした諭吉先生が、平成の世に最高額紙幣の代名詞となっているのを知ったらどう思うでしょうかねぇ。

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-04-24 06:23 | 積読日誌
箱根町からバスで箱根湯本へ向かったのですが、休日ということもあってか道路が大渋滞!バスの運転手さんも「降りて別のルートを選んだ方が・・・」なんて仰るほど。
折りしもバスは富士屋旅館前に差し掛かった所。これはチャンスと途中下車して三度宮ノ下へ。お目当ては、何度も目の前を通りながら満腹だったり閉店してしまっていたりして食べられなかった、老舗渡辺ベーカリーのシチューパン。
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噂通り美味しかった!
折角なので、梅干入りあんぱんなるものを一つ購入して宮ノ下駅へ。
もう一店気になっていた富士屋旅館直営のパン屋さんピコットは、まだ営業中だったもののあらかた売れてしまったようで品薄になってしまっており断念。

登山鉄道で箱根湯本に戻り、ロマンスカーで帰途に着きました。
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車中で頂いた梅干入りあんぱん。梅干とあんぱん?と思ってしまいますが、これが意外とマッチしていて美味。甘みと酸味の構図はイチゴ大福に似ているかな?
かわいらしい大きさだし、お土産にもっと買って帰っても良かったかも知れない。
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大涌谷の黒卵。一個7年寿命が延びるとか延びないとか(笑)
黒と白のコントラストが綺麗でした。

12回にもわたって長々と綴ってきた箱根旅行記もコレでおしまい。お付き合いくださりありがとうございました。
さて、次回はどこへ行きましょうか。

イチ
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# by clemenskrauss | 2008-04-22 23:40 | 箱根旅行2008/3/20~22